日本百名山

日本百名山(にほんひゃくめいざん)は、小説家、随筆家の深田久弥さんの著した山岳随筆です。
本著は文筆家で登山家でもあった本人が、実際に登頂した日本の各地の山から自身が定めた基準で、100座を選び主題とした随筆集。

日本百名山の選定基準
日本の多くの山を踏破した本人の経験から、「品格・歴史・個性」を兼ね備え、かつ原則として標高1,500 m以上の山という基準を設け、『日本百名山』を選定しました。

・山の品格 – 人には人格があるように、山には『山格』のようなものがあるとし、誰が見ても立派な山だと感嘆する山であることを、第一の基準とした。
・山の歴史 – 昔から人間との関わりが深く、崇拝され山頂に祠が祀られている山であるというような山の歴史を尊重し、第二の基準とした。
・個性のある山 – 芸術作品と同様に、山容・現象・伝統など他には無いような顕著な個性をもっていることを、第三の基準とした。

また「本人が登頂した山であること」が、絶対条件となっています。少年の頃から約50年の間に相当数の山に登っていて、多くの山を知っている点に自信を持っていました。